コンセプトにあったエリア・広さがポイント
水回りの整備にコストがかかる美容室、個室をそのまま利用しやすいエステは、居抜き店舗を希望される方が多い業態です。人気エリアでの大々的な出店だけではなく、郊外の小規模な隠れ家的サロン、地域密着型のサロンなどの需要も高まっています。出店希望者のコンセプトにあえば、どのようなタイプの店舗でもスムーズな取引につながるでしょう。
- 繁華街の人気エリアで規模が大きめの最先端の店舗を目指すのか、郊外の隠れ家的なサロン、地域の富裕層対象の贅沢な空間を目指すのかなど、コンセプトによってはさまざまなエリアでの出店が考えられます。 地域密着型の店舗では顧客を引き継ぐことができるメリットもあります。
- 美容室では設置できるスタイリングチェアやシャンプー台の数、エステでは個室の数や広さが、店舗の広さに対して適正かどうかは、売上にもかかわる大切なポイントです。 雰囲気作りのために数を少なくしすぎると、売上が伸び悩むことも。バランスがとれている店舗は高額で売買されやすくなります。エステでは、個室にシャワーがついているとよりポイントが高くなります。
- 排水管が経年劣化していたり、勾配の関係で排水が詰まりやすかったりする場合は、補修工事や定期的な高圧洗浄が必要となり、マイナスポイントになります。また、シャンプー台がフル稼働したときに、シャワーの水圧が落ちないよう、水圧が確保されていることも大切です。